日産・ルノー「何も動かず」＝ゴーン被告、信頼欠如と非難

日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告は１８日、日産と仏自動車大手ルノーが進めている提携見直しに関し「口では何か言っているが、裏では何も動いていない」と批判した。ゴーン被告は国外逃亡中で、日本外国特派員協会が同日行った記者会見にオンラインで参加した。

ゴーン被告は、両社の提携について「信頼関係が崩れて何もできなくなっている」と指摘。「小さな限られた協力」すら、「少しずつほころんでいく」との見方を示した。自身が逮捕された２０１８年までに提携に基づき積み上げた実績を強調する一方、逮捕後は資本提携した１９９９年以前の状況に逆戻りしたと主張した。

【時事通信社】