- 2023/07/19 掲載
モルガンS、第2四半期利益予想上回る ウェルスマネジメント好調
第2・四半期の1株利益は1.24ドルとリフィニティブがまとめた予想の1.15ドルを上回った。収入も134億6000万ドルと予想の130億8000万ドルを上回った。
ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は、第2・四半期は銀行危機のほか、地政学的な緊張の高まり、米金利動向などが不透明な中で始まったものの、全体的に「良好なトーン」で締めくくることができたと指摘。米連邦準備理事会(FRB)の利上げについては「現時点ではまだ終わっていないが、あと少しで終了すると予想している」と述べた。
第2・四半期はウェルス・マネジメント部門の純収入が16%増の67億ドルと、過去最高を記録。新規に約900億ドルの資産を獲得した。
一方、ボラティリティの低下を反映しトレーディング収入は減少。トレーディング収入は債券が31%減、株式が14%減となった。
投資銀行業務の収入は横ばいの11億6000万ドル。
投資管理部門の収入は2%減。
モルガン・スタンレーは今年に入り数千人の従業員を解雇。3億ドルの退職金が収益の圧迫要因になった。
ゴーマンCEOは5月、1年以内に退任する意向を表明している。
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