- 2023/07/19 掲載
米7月住宅建設業者指数56、1年1カ月ぶり高水準=NAHB
潜在的な住宅購入者に関する指数も40と、1年1カ月ぶりの高水準だった。
米連邦準備理事会(FRB)による利上げで住宅ローン金利が高止まりしているものの、新築住宅への需要が底堅いことが示された。住宅所有者が売却に消極的で中古住宅の在庫が抑えられている中で、新築住宅への需要が強まっている。
ただ、住宅建設業者指数の上昇幅は1ポイントと、6月まで2カ月連続の5ポイント上昇から減速した。建設資金の調達に対する懸念の高まりも示された。
NAHBのチーフ・エコノミスト、ロバート・ディーツ氏は「建設業者は市場の状況について慎重ながらも楽観的な見方を続けているが、過去1カ月間に住宅ローン金利が0.25%ポイント上昇したことは、FRBの金融引き締め局面が終了に近づくにつれて市場が経験する一進一退のプロセスを思わせる」と指摘した。
今回の発表では、今後数カ月間の住宅価格の不透明感も浮き彫りとなった。7月に住宅価格を引き下げたと回答した建設業者は22%にとどまり、6月の25%、5月の27%から下がった。ピークだった昨年11月の36%と比べると、14%ポイントも低下した。
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