米銀大手、３行が増益＝利ざやは縮小―４～６月期

【ニューヨーク時事】米銀行大手４行の２０２３年４～６月期決算が１８日、出そろった。金利上昇で利ざやが改善し、ＪＰモルガン・チェースが四半期として過去最高益となるなど３行が増収増益。ただ、米国の利上げがピークに近づく中、今後は収益を支える金利収入が伸び悩みそうだ。

ＪＰモルガンの純利益は前年同期比６７％増の１４５億ドル（約２兆円）と大きく伸びた。金利収入に加え、５月に経営破綻した米中堅行ファースト・リパブリック銀行の買収が収益を押し上げた。ウェルズ・ファーゴとバンク・オブ・アメリカも２桁増益となった。

シティグループは企業の合併・統合（Ｍ＆Ａ）が減ったことで手数料収入が落ち込み、減収減益だった。

【時事通信社】