- 2023/07/19 掲載
ノバルティスが通期利益見通し上方修正、サンドは10月分離上場へ
調整後営業利益は9%増の46億7000万ドルとなり、アナリスト予想平均の約43億ドルを超えた。
心不全治療薬「エントレスト」の売上高が予想を上回り、現地通貨ベースで37%増の15億2000万ドルとなったことなどが寄与した。
販売好調を受け、ノバルティスは今年通期利益見通しを上方修正した。引き上げは2回目。今回、グループのコア営業利益見通しを従来予想の1桁台後半から2桁台前半とした。
ジェネリック(後発薬)事業部門サンドのスピンオフ(分離・独立)案については、株主が9月15日に開かれる特別総会で投票を行う。ハリー・キルシュ最高財務責任者(CFO)によると、承認されればその後10月上旬にスイスでの株式上場と米国預託証券(ADR)の発行を予定している。
スピンオフでサンドに頼ることができなくなるため、ノバルティスは中核事業でのイノベーションにより大きな力を注ぎ、医薬品開発パイプラインを強化することが求められる。
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