- 2023/07/20 掲載
ゴールドマン、第2半期利益は3年ぶり低水準 消費者部門の損失響く
利益はマレーシア政府系ファンド「1MDB」の不正問題に関連する評価損を計上した2020年第2・四半期以来の低水準となった。
グリーンスカイに関連して5億0400万ドル、不動産投資に関連して4億8500万ドルの評価損を計上。また消費者ローンなどに関連する評価損を含む貸倒損失として6億1500万ドルを計上した。
純利益は前年同期比62%減の10億7000万ドルだった。
チャールズ・シュワブのトレーディング・デリバティブ部門マネジングディレクター、ランディー・フレデリック氏は「ゴールドマンが目標を達成できなかったのは間違いない。他の銀行大手と比較しても異常なようだ」と述べた。
資産・ウェルスマネジメント部門の収入は4%減。過去最高の手数料と預かり資産を記録したものの、不動産投資による損失が響いた。
投資銀行部門の手数料は20%減の14億3000万ドル。債券、為替、コモディティのトレーディング収入は26%減少したが、株式は1%増加した。
ゴールドマンはコスト削減などに向け数千人規模の解雇を実施。従業員数は第1・四半期から2%減少し4万4600人となった。
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