中国、景気浮揚へ民間企業支援を強化　共産党と国務院が指針

［北京　１９日　ロイター］ - 中国共産党と国務院（内閣）は１９日公表した共同指針で、民間企業への支援を強化すると表明した。

中国の民間部門は、新型コロナウイルス禍で打撃を受け、ハイテク、不動産などの業界は当局の締め付けを受けてきた。

１７日に発表された統計によると、１─６月の固定資産投資は国有部門が前年比８．１％増加したのに対し、民間部門は同０．２％減少した。

当局は最近、景気浮揚に向け政策方針を一部転換し、さまざまな業種の企業と意見交換する機会を設けている。

新華社によると、ガイドラインでは、一部民間企業に技術革新債の発行を奨励し、適格企業の上場と借り換えを支援する。

いわゆるプラットフォーム企業が雇用創出と国際競争で重要な役割を果たすよう支援する。民間企業に発電や蓄電、産業インターネットなどの分野への投資拡大を奨励する。

「民間部門は中国式の近代化を推進する新たな力であり、質の高い発展の重要な基盤であり、現代化した社会主義大国の全面的建設を推進する重要な力である」と述べた。