- 2023/07/20 掲載
英中銀、保有国債の削減ペース速めるべき=ラムスデン副総裁
英中銀は昨年9月、保有する英国債を今後1年間で800億ポンド減らすと発表。ラムスデン副総裁は、市場はこの英国債だけでなく、英中銀が売却した約200億ドルの社債についてもうまく吸収しており、英国債の価格に大きな影響は及んでいないとし、「今後12カ月以内の英国債の削減ペースを慎重に検討した上で加速させることが裏付けられている」とした。
英中銀は9月21日の会合で新たな削減計画について発表する予定。
ラムスデン副総裁は、23年9月からの1年間で満期を迎える英国債はそれまでの1年間よりも多いとし、英国債の大幅な売却を伴わずともQT(量的引き締め)が加速することを意味すると指摘。金融政策委員会(MPC)の見解と同様、QTは「緩やかかつ予測可能なペース」で行われることを望むとした。
英国債の最終的な削減額については不明とした。
インフレ率については「大幅に低下し始めているが、依然として高すぎる」との見解を示した。
英国立統計局(ONS)が19日発表した6月の消費者物価指数(CPI)前年比上昇率は7.9%と、5月の8.7%から予想以上に鈍化した。2022年3月以来の低い伸びとなる。
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