- 2023/07/20 掲載
ドル高、先進国より新興国に打撃 資本流出や輸入物価高で=IMF
IMFによると、ドル相場が10%上昇するごとに新興国の国内総生産(GDP)は1年後に1.9%縮小し、その影響は2年半続く。
一方、先進国ではGDPの縮小は1四半期後の0.6%がピークで、影響は1年以内にほぼなくなるという。
IMFは報告書で、インフレ抑制に向けた米連邦準備理事会(FRB)の大幅利上げとロシアのウクライナ侵攻に伴う世界的な商品価格の高騰で、昨年のドルの実効為替レートは8.3%上昇。20年ぶりの高水準になったと指摘した。
「高インフレや対外ポジションの不均衡といった既存の脆弱性を抱える新興国や途上国の経済は、より大きな減価圧力に見舞われた。その中で、商品輸出国はその値上がりにより恩恵を受けた」と説明した。
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