英消費者信頼感、7月は半年ぶりに低下　予想下回る＝ＧｆＫ

[ロンドン ２１日 ロイター] - 市場調査会社ＧｆＫが２１日発表した７月の英消費者信頼感指数は、マイナス３０と前月のマイナス２４から低下した。金利上昇と高インフレを背景に消費者の悲観的見方が強まり、半年ぶりに低下した。

ロイターがまとめたエコノミスト予想のマイナス２６も下回った。

７月の落ち込みは、ロシアのウクライナ侵攻後にインフレが加速した２０２２年３─４月以来最大。

６月の英消費者物価指数（ＣＰＩ）前年比上昇率は７．９％と、５月の８．７％から予想以上に鈍化した。ただ、他の主要国と比べると依然高水準となっている。

ＧｆＫの顧客戦略担当ディレクター、ジョー・ステートン氏は、最近のインフレ鈍化は消費者心理の改善にはほとんどつながらないとし、改善には物価下落と金利の低下を消費者が確認する必要があると指摘した。