米シェブロン、第2四半期利益が予想超え　買収・株主配分に前向き

[ヒューストン ２３日 ロイター] - 米石油大手シェブロンが２３日公表した第２・四半期決算速報値は、調整後１株利益が市場予想を上回った。マイケル・ワース最高経営責任者（ＣＥＯ）はさらなる企業買収や年内の株主配分拡充に前向きな姿勢を示唆した。

純利益は６０億ドルと、前年同期に記録した過去最高益からほぼ半減。ただ、調整後１株利益は３．０８ドルとなり、市場予想の２．９７ドルを上回った。正式な決算内容は２８日に発表する。

ワース氏はインタビューで、米パーミアン盆地で同社の石油・ガス生産は日量７７万２０００バレルと前年同期から１０％増え、四半期として過去最高になったと明らかにした。

また、カザフスタンでの事業拡張が「予定通り予算に沿って進んでいる」と語った。

Ｍ＆Ａ（合併・買収）や株主配分拡充については「われわれにはその両方を行う能力がある。どちらか一方を犠牲にする必要はない」と強調した。同社は今年、シェール生産会社ＰＤＣエナジーの買収で合意した。