ドイツ銀、投資銀部門低迷で第2四半期27％減益　リテールが下支え

[フランクフルト ２６日 ロイター] - ドイツ銀行が２６日発表した第２・四半期利益は前年同期比２７％減の７億６３００万ユーロ（８億４３０４万ドル）だった。投資銀行部門の収入が落ち込んだ。

ただ、金利上昇でリテール部門の利益が押し上げられ、アナリスト予想の約５億７１００万ユーロを上回った。

ドイツ銀は投資銀行部門の見通しを下方修正し、今年の収入は小幅に減少するとした。従来は横ばいを見込んでいた。

第２・四半期は訴訟費用や解雇関連費用が増加したこともあり、営業外費用も拡大した。

リテール部門は最大の収入源となった。アナリストは通期でもリテール部門が投資銀行部門を上回り、投資銀行部門が過去３年間占めていたトップの座を奪うと予想している。

減益だったものの、黒字は１２四半期連続となる。