仏ダノン、ロシア事業で7億ユーロの減損　四半期既存店売上は好調

［ロンドン　２６日　ロイター］ - 仏食品大手ダノンは２６日、今月にロシア政府の管理下となったロシア子会社を月内に連結対象から外し、約７億ユーロの減損を計上すると明らかにした。

キャッシュベースの減損を約２億ユーロ（２億２１００万ドル）、為替差損を約５億ユーロ計上する。ロシア事業については昨年すでに４億８７００万ユーロの減損処理をしている。

ダノンは、ロシア当局の決定が事業と現在進めている売却手続き与える影響を把握するため、引き続き状況を調査すると述べた。現地従業員の安全確保を最優先に、資産と株主としての権利を保護する方法を引き続き調査するとした。

この日発表した第２・四半期の既存店売上高は６．４％増で、ダノンが集計したアナリストのコンセンサス予想（５．６％増）を上回った。