米金利先物市場、9月利上げ観測高まる　パウエル議長発言受け

[ニューヨーク ２６日 ロイター] - 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が２５─２６日の決定会合で０．２５％ポイントの利上げを決定し、パウエルＦＲＢ議長が会合後の記者会見で２会合連続での利上げの可能性を否定しなかったことで、２６日の短期金融市場で９月の次回会合でも利上げが実施されるとの観測が強まった。

ＦＲＢはインフレはなお高水準にあるとし、フェデラルファンド（ＦＦ）金利の誘導目標を５．２５─５．５０％に引き上げた。パウエルＦＲＢ議長は会見で「データで裏付けられれば９月の政策決定会合で利上げを行う可能性は確かにある」と表明。同時に、データ次第では同会合で金利を据え置くことを選択する可能性もあるとし、ＦＲＢは会合ごとに金融政策を決定していくと述べた。

これを受け、ＣＭＥフェドウオッチによると２６日午後の米金利先物市場でＦＦ金利先物が示す９月利上げの確率は２２％と、前日終盤の２１％からやや上昇した。１週間前は１３．７％だった。方、１１月に０．２５％の利上げが実施される確率は３２％と、前日終盤の３４．１％からやや低下した。