- 2023/08/07 掲載
インド、小麦輸入税の引き下げか廃止検討 価格抑制狙う
インドによる小麦輸入で、国際価格が押し上げられる可能性がある。この1年で穀物積載船の安全な航行を確保した穀物合意が7月に期限切れとなり、黒海沿岸の主要輸出国からの供給が既に途絶している。
インドは6月、価格抑制のため、15年ぶりに貿易業者の小麦保管量を制限した。
国内小麦価格は、この4カ月間に12%上昇し、1トン=2万5174ルピー(303.85ドル)と、約6カ月ぶり高値となった。トレーダーによると、悪天候で生産に影響が及んでいるという。
ニューデリー拠点の国際貿易商社のディーラーは「政府は選挙を前に、食料価格について非常に懸念している。免税輸入に踏み切らなければ、国内価格はさらに上昇することになる」と述べた。さらに、来月から祝祭シーズンが始まるが、政府は10月にシーズンがピーク入りするのを前に貿易業者に小麦輸入を促すとみられると語った。
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