- 2023/08/07 掲載
英新規雇用、7月は20年以来の落ち込み 賃金伸び率鈍化
正規雇用指数は42.4で、新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)下にあった20年6月の34.3以降で最低だった。
7月の臨時雇用は過去9カ月で最低の伸び。正規雇用を希望する求職者が増えたことが一因。
RECのニール・カーベリー代表は、正規雇用の低迷にもかかわらず、労働市場は依然「かなり力強い」とした上で「新型コロナ後のブームの落ち着きに伴う正常化と言えるが、先行き不透明感も一因だ」と述べた。
新規雇用の初任給は新型コロナ前の基準では大幅に上昇しているが、21年4月以降では最低の伸び率だった。
KPMG・UKの技能・生産性部門パートナー、クレア・ウォーンズ氏は、熟練労働者の争奪戦や生活費の高騰を背景に初任給は高水準を維持していると指摘した。
英国では労働市場の軟化を示す指標が相次いでおり、賃金上昇を懸念するイングランド銀行(英中央銀行)にとっては朗報と言える。
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