- 2023/08/09 掲載
日経平均は反落、ソフトバンクGなど指数押し下げ 米株安も
日経平均は30円安でスタートした後、一時201円安に下げ幅を拡大した。格付け会社ムーディーズによる米銀の格下げを受けた米株安が嫌気された。下値では押し目買いが支えになり、一時プラスに浮上する場面もあったが、軟調な時間帯が長かった。
前日に決算を発表したダイキン工業やソフトバンクグループといった寄与度の大きい銘柄の下落が指数を押し下げた。銀行株も軟調だった。一方、日米の金利上昇が一服する中、半導体関連株は堅調な銘柄が目立った。空運や陸運、百貨店といったインバウンド関連の一角はしっかりだった。
市場では「利益確定売りのきっかけ探しが続いているようだ。ただ、消去法的な物色もあり、全面安ではない。資金が回遊している様子がうかがえ、底堅さもある」(ちばぎんアセットマネジメントの森田潤調査部長)との見方が聞かれた。
TOPIXは0.4%安の2282.57ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は0.4%安の1174.64ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆8471億8200万円だった。東証33業種では、値上がりは空運やその他製品、医薬品など12業種で、値下がりは鉱業やゴム製品、機械など21業種だった。
ニコンやNTTデータグループ、キリンHLDGが軟調だった一方、ミズノはストップ高となり年初来高値を更新。神戸製鋼所も年初来高値を更新した。バンダイナムコHLDGはしっかりだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが763銘柄(41%)、値下がりは1004銘柄(54%)、変わらずは68銘柄(3%)だった。
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