- 2023/08/10 掲載
英住宅価格指数、2009年4月以降で最低 金利上昇響く
英国で最も一般的な住宅ローン(2年固定金利)の金利は7月、イングランド銀行(英中央銀行)の追加利上げ観測を背景に、6.86%と2008年以来の高水準に達した。
RICSによると、7月の不動産販売は新型コロナウイルスのパンデミックで市場がほとんど機能しなかった2020年4月以降で最も急速なペースで減少。潜在的な買い手の需要も減退した。
RICSのチーフエコノミスト、サイモン・ルービンソーン氏は「新規買い手の問い合わせに関する指標の低迷が続いていることは、経済の不確実性や金利上昇、一段と引き締まった信用環境といった状況を背景に、潜在的な購入者が直面している試練を暗示している」と述べた。
一方、RICSの家賃指数は7月までの3カ月間に1999年の調査開始以降で最大の上げ幅を記録した。賃貸需要が2022年序盤以降で最も急速なペースで増えた一方、市場に供給される物件数はパンデミック序盤以降で最も大きく減少した。
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