- 2023/08/10 掲載
ソニーGが一時6%超安、純利益上振れも予想届かず PS5への期待も後退
純利益予想は、法人税の減額で従来の8400億円から前年同期比14.5%減の8600億円へと引き上げたが、IBESがまとめたアナリスト21人による連結純利益の予想平均は9154億円を下回った。一方、4―6月期の純利益は市場予想を上回り「上振れ余地はありそうだ。売り込まれるほどには悪くない」(国内証券のアナリスト)との声もある。
ソフトウエアの販売増や為替の影響でゲーム事業が上振れる見通しなどとして、売上高予想は前年比11.2%増の12兆2000億円に上方修正した。営業利益予想は半導体画像センサーの利益見通し減額が響き、同10.2%減の1兆1700億円で据え置いた。
プレイステーション5は「販売台数が330万台にとどまった上、在庫が増えており、年間目標2500万台の達成は難しそうだ。先代のPS4を超えて成功するとの期待が後退している」(東洋証券の安田秀樹シニアアナリスト)との見方も聞かれる。
ソニーGの十時裕樹社長は決算会見で「年末までに(目標に)追いつける可能性はある」と述べた。7月から開始した販売促進策で足元改善がみられるとした。
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