- 2023/08/28 掲載
中国恒大集団の上半期赤字が半減、債務超過は継続
収入が44%増の1282億元となったことが赤字縮小に貢献した。同社は「販売活動再開へ積極的な計画を策定し、今年初めに見られた不動産市場の短期的な活況局面をうまくとらえることができた」と説明している。
ただ手元現金は134億元で6.3%減少。負債総額は昨年末時点の2兆4400億元から2兆3900億元とやや少なくなったが、1兆8400億元から1兆7400億元に減った資産より多い債務超過は続いている。
監査法人のプリズム香港上海は、7月に恒大集団が2022年と21年の決算を遅れて発表した時と同様に、今回の決算内容についても事業継続に関するさまざまな不確実性があるとの理由で意見表明を見送った。
恒大集団は、事業継続が可能かどうかはオフショア債務再編計画の実行と、残りの債権者との返済繰り延べ交渉の成否にかかっていると説明した。
オフショア債務再編計画を巡っては9月上旬に香港とケイマン諸島の裁判所が承認するかどうかの判断を下す予定だ。
一方恒大集団は、香港証券取引所に今月28日からの株式売買を再開するよう申請した。同社の株式は昨年3月から取引が停止されている。
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