- 2023/08/28 掲載
米ビッグ3のUAW組合員、新労働契約交渉決裂時のスト実施承認
UAWのショーン・フェイン委員長は、ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーター、ステランティスの組合員の97%がストに賛成したと述べた。
フェイン氏は、UAWとして現在の労働契約を延長するつもりはないと断言。「期限は9月14日だ。われわれは多くの選択肢を検討中だが、その中に契約延長は入っていない」と説明した。
UAW側は46%の賃上げや、新規雇用者と既雇用者の賃金格差の解消、生活費補助制度や確定旧型年金の復活といった野心的な要求を掲げている。
フェイン氏は、過去20年で労働者は賃金などさまざまな面で譲歩を強いられてきたと主張し、「もううんざりだ。企業側はわれわれからひたすら搾取を続けている」と訴えた。
同氏は、ビッグ3の経営側が28日の週にUAWからの要求に関する対案を持って話し合いに応じることを期待するとしつつも、これまでの協議はなかなか進展していないと認めた。
複数のアナリストは、スト突入の確率は50%を超えるとみている。
バイデン大統領もストの可能性があることを懸念していると発言した。
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