- 2023/08/28 掲載
日田彦山線BRT開業=豪雨から6年ぶり復旧―JR九州
2017年の九州北部豪雨で被災し、不通になっていたJR九州の日田彦山線の添田(福岡県添田町)―日田(大分県日田市)間が6年ぶりに復旧し、新たにバス高速輸送システム(BRT)「ひこぼしライン」として28日に開業した。午前6時、日田駅で駅長が「出発進行」と号令をかけると、14人の乗客を乗せた始発が近隣住民らからの見送りを受けながら走りだした。
不通区間の先に姉が住んでいるという日田市在住の梶原よしこさん(77)は「車で姉に会いに行っていたが大変だった。(BRT開通で)便利になるし、ぜひ利用したい」と話した。同市の大明小中学校前駅では、小中学生や地域住民など約200人が旗を振って出迎えた。
添田―日田間の約40キロを1時間半余りで結ぶ。このうち、夜明―日田間はJR久大線と並走し、彦山―宝珠山間の約14キロは専用道を走る。運行本数は1日32便と被災前の約1.5倍に、駅数も被災前の3倍に当たる36駅に増え、通勤や通学に使う沿線住民の利便性が高まると期待されている。
【時事通信社】 〔写真説明〕多くの小中学生らに迎えられるJR日田彦山線のBRT車両=28日午前、大分県日田市 〔写真説明〕日田駅を出発するJR日田彦山線のBRT車両=28日午前、大分県日田市
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