- 2023/08/28 掲載
蒸気噴出、井戸の埋め戻し完了=三井石油開発、近く廃坑へ―北海道蘭越町
北海道蘭越町の地熱資源調査エリアで蒸気が噴出した問題で、事業者の三井石油開発(東京)は28日、井戸を埋め戻す作業が同日午前9時ごろ完了したと発表した。近く、金属板でふたをした上で、廃坑とする。
蒸気噴出は6月29日午前に始まった。同社は蒸気を冷やすため、8月12日から注水を開始。19日には蒸気の噴出が確認できなくなり、24日から砂利やセメントを注ぎ、鎮圧を急いでいた。
蒸気噴出後、近くの川などからヒ素が検出され、これまでに地元住民ら19人が体調不良を訴えた。同社は「本件で生じた事態の収束に向け全力で取り組んでいく」とコメントしている。
【時事通信社】 〔写真説明〕三井石油開発の地熱発電調査エリアから噴出する蒸気=7月8日、北海道蘭越町
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