- 2023/08/29 掲載
ファイザー、モデルナの提訴に対抗 コロナワクチン特許の無効主張
2社は申し立ての中で、モデルナの2件の特許が「あり得ないほど広範」であり、2015年にモデルナが開発するよりも「ずっと前から知られていた基本的な考え方」を扱ったものだと主張した。
モデルナは2社の申し立てについて、直ちにコメントに応じていない。
ファイザーは28日付の声明で、同社のワクチンは「ビオンテックが保有するメッセンジャーRNA(mRNA)技術に基づいており、ビオンテックとファイザー双方によって開発された」と説明。両社の知的財産権について依然自信を持っていると強調した。
モデルナは昨年、米マサチューセッツ州の連邦裁判所に訴訟を提起。この訴訟でファイザー側は、2件の特許に加え、関連するモデルナの1件の特許について異議を申し立てている。
ファイザー側は特許審判部への申し立てで、mRNAがワクチンに活用できることを1990年には科学者が発見していたと指摘。その上で、少なくとも2004年以降の特許申請や出版物に基づけば、モデルナの特許は無効だと主張している。
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