- 2023/08/29 掲載
核燃サイクル推進を要請=政府と青森県、3年ぶり協議会
政府は29日午前、原発の使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクル政策について話し合う「核燃料サイクル協議会」を首相官邸で開いた。再処理工場を抱える青森県の宮下宗一郎知事が出席し、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分を含むサイクル政策の推進を政府に要請した。
協議会の開催は2020年10月以来、約3年ぶり。政府側からは松野博一官房長官や西村康稔経済産業相ら関係閣僚が出席した。
松野長官は「核燃料サイクル政策の推進に当たっては、国や事業者が最大限の努力を行うことが必要だ」と指摘。宮下知事は「青森県を核のごみ捨て場にしないことを維持しながら政府と協力し、県政を発展させていきたい」と強調した。
協議会では、国や事業者一体で地域振興策を検討する会議体の設置を決めた。
【時事通信社】 〔写真説明〕核燃料サイクル協議会であいさつする松野博一官房長官(中央)=29日午前、首相官邸 〔写真説明〕核燃料サイクル協議会であいさつする青森県の宮下宗一郎知事(右)=29日午前、首相官邸
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