- 2023/08/29 掲載
日経平均は続伸、米株高を好感 材料難で薄商い
日経平均は110円高で寄り付いた後、前営業日比約219円高の3万2389円12銭の高値を付けた。前日の米株高のほか、時間外取引での米株先物3指数やアジア株の上昇が支えとなった。後場は様子見ムードが広がり、狭いレンジ内での小動きが継続した。
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がジャクソンホール会議で、今後の金利動向についてデータに基づいて決定すると発言したが、市場では「確認しないといけないデータがたくさんあり、様子見姿勢が強まりやすい」(ソニーフィナンシャルグループの宮嶋貴之シニアエコノミスト)との声があった。日本時間の今夜に雇用動態調査(JOLTS)、週末にISM製造業景況指数、8月の雇用統計などの発表を控えている。
TOPIXは0.16%高の2303.41ポイント、東証プライム市場指数は前営業日比0.16%高の1185.37ポイントで取引を終了。プライム市場の売買代金は2兆7805億6500万円と低調だった。東証33業種では、値上がりは電気・ガス、不動産、小売、陸運などの26業種で、値下がりは電気機器、卸売、鉱業の7業種、その他金融業と建設は変わらずだった。
主力株では、東京エレクトロン、ダイキン工業、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループが上昇、アドバンテスト、バンダイナムコホールディングスが売られた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1221銘柄(66%)、値下がりは538銘柄(29%)、変わらずは76銘柄(4%)だった。
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