• トップページ
  • FRB、金利政策で明確なシグナル示す可能性低い=元中銀当局者

  • 2023/08/30 掲載

FRB、金利政策で明確なシグナル示す可能性低い=元中銀当局者

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
Divya Chowdhury Lisa Pauline Mattackal

[29日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は深刻な景気低迷やディスインフレが起きない限り、利上げ一時停止または利下げ検討に関する明確なシグナルを出す可能性は低いと、元中銀当局者が29日述べた。

インド準備銀行(中央銀行)のラグラム・ラジャン元総裁はロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラム(GMF)で、FRB当局者が自身の役目を果たすことを望むなら「ほぼ間違いなく『一時停止したかどうかは誰にも分からない』という状態を維持する必要がある」と指摘。「インフレが抑制できておらず、再び利上げを始めなければならない事態になれば、面目を失うことになる。その一方で『一時停止』を示した瞬間、金融市場は歓喜に沸くだろう」と語った。

一方、米アトランタ地区連銀のロックハート元総裁は、パウエル議長の米年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)での講演は政策の選択肢を残した点で効果的だったと言及。「パウエル総裁はややタカ派的で、非常に実利的だった」とし、あらゆる選択肢を排除していないことを明確にしたと述べた。

FRBの金利見通しでは2023年末までにあと1回の利上げが行われ、24年には利下げが開始される見込みだが、ラジャン氏もロックハート氏も、持続的な景気低迷やディスインフレがない限り、利下げの可能性は低いと想定。ラジャン氏は、金融市場の大幅な下落はFRBに対する利下げ圧力を強めるだろうが、その状況は「かなり悲惨」でなければならないとした。

またロックハート氏は「FRBはディスインフレ傾向が持続可能で、経済と雇用情勢がおそらく望ましくないレベルの弱さに移行しているという証拠を模索する」とした。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます