- 2023/08/30 掲載
中国半導体株が急伸、ファーウェイ新型スマホが5G対応の可能性
[深セン/上海 30日 ロイター] - 30日の株式市場で中国の半導体株が大幅に上昇した。中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は新型スマートフォン「Mate(メイト)60プロ」を発売。投資家はこのスマホが第5世代(5G)移動通信システムに対応したチップを使用している可能性があると推測している。
米政府は2019年以降、ファーウェイが米国企業から先進的なチップやソフトウエアを購入することを制限。ファーウェイの家電事業は壊滅的な打撃を受け、在庫のチップを使用した5Gモデルを限定的に販売することしかできなくなった。
しかし調査会社が先月、ロイターに明らかにしたところでは、ファーウェイは中国半導体大手の中芯国際集成電路製造(SMIC)とともに、自社の先端半導体設計ツールを利用して国内で5G半導体を調達することで、5G業界への復帰を目指しているという。
ファーウェイは29日正午ごろ、事前告知を行わずにメイト60プロを発売した。価格は6999元(960ドル)。
仕様書には衛星通話ができると記されているが、チップセットに関する情報はない。購入した人は5G対応スマホの速度に匹敵することを示すテスト動画や、「麒麟9000s」チップを使用していることを示すスクリーンショットを投稿。ファーウェイは5G対応かどうかについてコメントを控えた。
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