- 2023/09/01 掲載
米自動車労組、GM・ステランティスの不当労働行為認定申し立て
[31日 ロイター] - 全米自動車労組(UAW)は31日、ゼネラル・モーターズ(GM) とクライスラーの親会社であるステランティスが労使交渉に誠実に臨まなかったのは不当労働行為に当たるとして、全米労働関係委員会(NLRB)に申し立てた。
GMとステランティスは労組の主張を否定した。
UAWのショーン・フェイン委員長は労使間の隔たりは大きいと指摘。米3大自動車メーカー(ビッグ3)は米工場を閉鎖して低賃金の国に移管する裁量権を求めているとし、工場閉鎖の脅しは「経済テロ」だと批判した。
ビッグ3では4年間の労働契約が9月14日に失効する。
UAW側は27年までの4年間について46%の賃上げや、全ての労働者が対象の確定給付型年金制度の導入などを要求している。20%の即時賃上げも求めている。
これに対し、フォード・モーターは9%の賃上げを回答。電気自動車(EV)大手テスラや米国で事業展開する外国メーカーでの推定給与よりも大幅に良い内容と強調した。
フェイン氏によると、GMとステランティスは対案を示していない。
UAW組合員の97%は先週、9月14日までに新たな労働契約について合意できない場合のストライキ実施に賛成した。
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