- 2023/09/27 掲載
米債券市場が安定化、2年債利回り低下
2年債利回りは7ベーシスポイント(bp)以上低下して5.0561%、10年債利回りは3bp低下の4.5274%。2・10年債の利回り格差はマイナス53bpと5月以来の水準に縮小した。
堅調な経済指標、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派的な姿勢、財政赤字を賄うための国債発行などを受け、10年債利回りは今月40bp以上上昇している。
株価も圧力を受けており、アナリストは投資家が売却益を短期債の購入に振り向けている可能性があると指摘する。26日に実施された480億ドルの2年債入札の需要は堅調で、応札倍率は2.73倍だった。
みずほ銀行(シンガポール)の経済・戦略責任者、ビシュヌ・バラサン氏は「株式や長期債から資金が循環し、その一部が短期債に流れている可能性がある」と述べた。
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