- 2023/10/03 掲載
武田薬、米で肺がん治療薬の販売中止 迅速承認後に治験頓挫
対象は「Exkivity(一般名:モボセルチニブ)」で、米国以外にスイス、韓国、オーストラリア、中国でも条件付きで承認されていたが、治験の頓挫により有効性を確認するデータ提出の要件が満たせなくなった。米株式市場引け後の時間外取引で株価は約6%下落した。
武田は7月に目標を達成する見込みがないとして治験中止を発表していた。また、22年に欧州連合(EU)での販売承認申請を取り下げた。
治験は非小細胞肺がん(NSCLC)患者を対象に、化学療法との比較で安全性と有効性を評価した。後期治験の全データを学会か査読のある学術誌で発表する。
米国以外に同薬を承認した各国でも販売を中止する方針で、当局と協議を進めている。
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