• 2026/07/03 掲載

高市首相とモディ首相が日印首脳会談、半導体や重要鉱物など経済安保協力で共同宣言

半導体、重要鉱物、エネルギー、情報通信、医薬品の分野で協力

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高市早苗首相は2日、インドの首都ニューデリーでナレンドラ・モディ首相と会談し、経済安全保障協力に関する日印共同宣言を発表した。半導体や重要鉱物など5つの分野を優先課題と位置づけ、特定の国に依存しないサプライチェーンの構築を目指す。両首脳は外務・防衛担当閣僚協議の年内開催や、AI分野における高度人材の交流促進などでも合意し、戦略的連携を深める方針を確認した。
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(画像:首相官邸HP)
 高市首相のインド訪問に伴い実施された今回の首脳会談では、日印の「特別戦略的グローバル・パートナーシップ」の強化に向けた幅広い協議が行われた 。会談に合わせて発表された経済安保協力に関する共同宣言では、半導体、レアアースを中心とする重要鉱物、アンモニアなどのクリーンエネルギー、海底ケーブルなどの情報通信技術、医薬品の5分野を優先分野として選定した。

 レアアースの輸出規制などを通じて各国への圧力を強める中国を念頭に、経済的な威圧や恣意的な輸出制限への深刻な懸念を表明し、互いの強みを生かした供給網の強靱化を図る。 経済分野の連携強化に向け、民間企業の投資促進も主要な議題となった 。バイオガスやアンモニア関連事業などを含む2兆円規模の投資を見込み、両国の企業間で約130件に上る協力文書が取り交わされた。

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【図版付き記事はこちら】高市首相と印モディ首相、経済安保で共同宣言発表、半導体や重要鉱物など五つを優先分野(図版:ビジネス+IT)
 半導体分野においては、人材育成や研究開発での技術協力を深めるとともに、インド政府主導の半導体プロジェクトに対する日本企業の参画を後押しする 。 安全保障面での連携も進展を見せた。モディ首相は日本の防衛装備品輸出ルールの見直しを歓迎し、両首脳は艦艇整備に関する協力を進めることで一致した 。自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた連携を再確認し、外務・防衛閣僚協議を年内に開催することを決定している。

 中国の威圧的な行動を意識し、安全保障分野での結びつきをより強固なものにする狙いがある 。 人工知能分野における協力に関しても共同声明を用意した 。両国をAI分野の戦略的な研究開発パートナーと位置づけ、産官学の連携を強化する 。具体的には、2030年までにインドから500人の高度人材を日本に招き、共同研究を推進する。

 最先端のフロンティアAIが抱える悪用リスクに対処するため、重要インフラなどを守るサイバーセキュリティの安全性確保についても協力を深める 。高市首相はAIのリスクを議論するAIサミットの日本開催を目指しており、モディ首相も歓迎と支持の意向を示す見通しだ 。

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