- 2023/10/04 掲載
米インテル、プログラマブル部門を来年1月分離 IPO視野
[3日 ロイター] - 米半導体大手インテル は3日、回路構成が書き換え可能な「プログラマブル」半導体を手がける部門を来年1月に分離独立させると発表した。2─3年内の新規株式公開(IPO)を目指す。
インテル株は米株式市場引け後の取引で2%余り上昇した。
インテルは2015年に書き換え可能な集積回路「FPGA」大手アルテラを買収し、同部門を立ち上げた。FPGAはデータの暗号化や5G(第5世代)通信規格対応の機器、戦闘機などの防衛分野を含め多種多様な用途に使われている。
分離後もインテルの工場でFPGAの生産を継続する見通し。
インテルはメモリー半導体事業を韓国のSKハイニックスに売却するなどして合理化を進めており、台湾積体電路製造(TSMC)など競合他社に比べて不振が目立つ製造部門の立て直しを目指している。
ランニング・ポイント・キャピタル・アドバイザーズのマイケル・シュルマン最高投資責任者(CIO)は、今回の動きが投資家により多くの価値をもたらすとともに、インテルは中核部門に資源を集中させ、事業立て直しの資金も調達できるようになるだろうと述べた。
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