- 2023/10/06 掲載
チリのコデルコ、CFOも辞任 債務巡る懸念強まる
[ロンドン/サンティアゴ 5日 ロイター] - 銅生産世界最大手のチリ銅公団(コデルコ)は5日、アレハンドロ・リベラ最高財務責任者(CFO)が11月3日付けで辞任すると発表した。債務増大を巡る懸念が強まるなか、格付け会社は同日に同社を格下げした。
同社は今年6月に最高経営責任者(CEO)が突如として辞任したばかりだった。
業界団体のチリ銅・鉱業研究センター(CESCO)は、ロイターが閲覧した報告書で、コデルコがコスト上昇と負債の増大により破綻状態に陥る恐れがあると指摘した。
大手格付け会社のムーディーズ・インベスター・サービスは5日、コデルコの信用格付けを引き下げており、これが資金調達コストのさらなる増加圧力となる可能性がある。
同社によると、リベラ氏は新たな挑戦のために辞任。
6月に辞任を表明したアンドレ・スガレ前CEOは個人的事情と会社経営の「複雑さ」を理由に挙げていた。
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