- 2023/10/17 掲載
前場の日経平均は反発、週明けの米株高で 買い一巡後は利益確定売り
日経平均は404円高でスタートした後、601円高の3万2260円77銭で高値をつけた。16日の米国株式市場で主要3株価指数が上昇した流れを受けて、朝方は幅広い業種で買いが先行した。
買い一巡後は、時間外取引での米株先物のマイナス圏での値動きなどを受けて、日経平均は上げ幅を縮小。短期の買いが一巡し、利益確定売りに押される格好となった。
りそなホールディングスの広兼千晶ストラテジストは、米長期金利が再び上昇基調となっていることや、中東情勢への警戒感で、地合いはさえないとみている。「不透明感が引き続き市場の重しとなっており、買い一巡後は利益確定売りが広がりやすい」という。
TOPIXは0.52%高の2285.36ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆6077億9300万円だった。 東証33業種では、値上がりはサービス、精密機器、情報・通信、電気機器、不動産などの27業種。値下がりはパルプ・紙、石油・石炭製品、非鉄金属などの6業種だった。
主力株では、東京エレクトロン、アドバンテスト、ソフトバンクグループが2%超高。ファーストリテイリングは小幅高だった。半面、第一三共、エーザイは下落した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1182銘柄(64%)、値下がりは585銘柄(31%)、変わらずは70銘柄(3%)だった。
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