• 2023/10/24 掲載

英失業率、6─8月は4.2%で変わらず 中銀予測に比べなお緩み

ロイター

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Andy Bruce William Schomberg

[ロンドン 24日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が24日発表した6─8月の失業率は4.2%と、5─7月から変わらなかった。

今回は試験的な指標で、ONSの通常の家計労働力調査の回答率低下を補うための新しいデータソースが含まれている。

従来のデータでは5─7月の失業率は4.3%だった。

ONSはまた、6─8月の雇用者数が8万2000人減少したと発表。5─7月は13万3000人減だった。

6─8月の失業者数は7万4000人増加した。

金融市場は今のところ今回の指標に反応薄となっている。

ONSによると、新しい指標には労働力調査結果に加え、税務署が3カ月間にわたって収集した雇用データと、失業測定の代理指標として同じく3カ月間の生活保護申請件数の増減を取り込んでいる。

英中央銀行は8月に第3・四半期の失業率が4.1%になると予測。今回の指標は中銀予測に比べると労働市場になお緩みがあることを示している。

会計事務所RSMのエコノミスト、トーマス・ピュー氏は「新しい指標が中銀の引き締めサイクル再開を促すとは思えない」と述べた。

24日発表のロイター調査によると、エコノミストの大多数は中銀が11月2日に政策金利を据え置くと考えている。

ピュー氏は「労働市場の緩みが賃金の伸びの大幅な鈍化につながるのは時間の問題だろう」と語った。

一方、シンクタンク「雇用研究所」のディレクター、トニー・ウィルソン氏は新指標について「これらのデータソース自体が長年にわたって問題を抱えている」と指摘し、通常の指標再開を望むと述べた。

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