- 2023/11/13 掲載
前場の日経平均は反発、主力株しっかり 3万3000円前では上値重く
日経平均は250円高で寄り付いた後、345円高の3万2913円31銭で高値を付けた。その後は徐々に上げ幅を縮小し、3万2700円近辺でのもみ合いが続いた。
時間外取引での米株先物3指数は軟化。格付け会社ムーディーズは10日、米国債の格付け見通しを引き下げたほか、米政府機関閉鎖の懸念もくすぶっている。
松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは「格付けの影響がどこまで今夜の米国株式市場に影響を与えるかが不透明で、相場の重しとなりやすい」との見方を示した。
TOPIXは0.26%高の2342.72ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆0180億2700万円だった。東証33業種では、値上がりは倉庫・運輸関連、その他製品、ゴム製品、保険、銀行など22業種で、値下がりは海運、化学工業、海運など11業種だった。
主力株では、10日に通期業績見通しの上方修正を発表した東京エレクトロンが2%超高となったほか、ファーストリテイリング、アドバンテスト、TDKがしっかり。半面、見通しを下方修正した資生堂が14%安、日産化学は7%超安となった。「業績を手掛かりとした売り買いが明確に分かれている」(国内証券ストラテジスト)という。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが684銘柄(41%)、値下がりは927銘柄(55%)、変わらずは46銘柄(2%)だった。
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