- 2023/11/13 掲載
ドバイ航空ショーが開幕、エミレーツが777X大量発注か=消息筋
[ドバイ 13日 ロイター] - 13─17日に開かれるドバイ航空ショーでは、就航が遅れている米航空機大手ボーイングの新型大型機777Xについて、アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空が開幕当初から大量の発注を発表する見通しだ。このほか、中東の航空各社による長距離ジェット機への発注は、開幕時点で数百億ドル規模に上るとみられている。
中東では、地政学的な緊張の高まりから旅行セクターの落ち込みが懸念されているが、業界筋によると航空ショーを主催するエミレーツと、傘下の格安航空フライドバイは早々に発注を発表する見通し。この中には777X数十機の新規発注が含まれ、就航日程に不透明感が漂う同機の開発にとって追い風となりそうだ。
複数の消息筋によると、フライドバイは今週、ボーイングのナローボディ機737MAXを追加発注すとみられる。
業界関係者らによると、世界の航空会社は水面下で700―800機程度の新規購入について交渉している。新型コロナウイルスのパンデミックで生じた旅客機更新の遅れを取り戻す動きとなる。
トルコ国営アナドル通信は11日、ターキッシュエアラインズがエアバス機、最大355機の購入に向けて交渉中だと伝えた。業界筋らによると、13日には少なくともこの取引の一部を発表する可能性がある。
ある中東筋はこれを、航空ショーを舞台にライバル社との競争に拍車をかける「大胆な動き」だと評した。
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