- 2023/11/14 掲載
中国配車の滴滴、21年以来初の四半期黒字 規制問題から復活傾向
[13日 ロイター] - 中国の配車サービス最大手、滴滴(ディディ)グローバルが2021年以来初の四半期黒字を計上した。国内需要が回復を続ける中、規制問題から着実に復活している。
13日に発表された7─9月期の株主帰属純利益は1億0700万元(1466万ドル)。前年同期は20億元の赤字だった。
売上高は25%増の514億元だった。
同社は今後2年で最大10億ドルの株式を買い戻す計画を発表。さらなる事業成長のためマーケティングを強化するとした。
滴滴は21年、認可なく米株式上場を目指したとして中国規制当局の調査を受け、新規ユーザー登録やアプリが禁止された。昨年にはニューヨーク証券取引所で上場廃止となった。
22年7月にデータセキュリティー関連法違反で12億ドルの罰金を科せられたが、1月にアプリ再開が許可され、こうした規制上の問題から脱却し始めた。
同社は「将来的には、消費者、ドライバー、エコシステムパートナーにより良いサービスを提供するため製品とサービスを強化しながら、中核事業を拡大し続けていきたい」と述べた。
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