• 2023/11/14 掲載

マン英中銀政策委員、気候変動でインフレ加速の可能性と指摘

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David Milliken

[ロンドン 13日 ロイター] - イングランド銀行(BOE 英中央銀行)のキャサリン・マン政策委員はオックスフォード大での13日の講演草稿で、気候変動や各国ごとに異なる対応策がインフレを加速させたり、中銀の政策金利決定に直接関係する景気に影響を及ぼす可能性がある見解を明らかにした。英中銀が草稿を公表した。

マン委員は「気候ショックや各種政策、波及効果と関連して起きるインフレの加速に加え、インフレの持続的な加速、インフレ率の変動性(インフレーション・ボラティリティー)の高まりを取り上げた研究結果が今ここにある」と紹介した。

その上で、金融政策委員会(MPC)が注視する2、3年先の短期的なインフレは、気候変動に対応した各種政策の影響を一段と強く受けているようだと指摘。「気候変動によるマクロ経済影響に対応することは私の職務であるばかりか、私はその職務によって対応が義務付けられている」と言明した。

マン委員は炭素に価格を付けて排出者の行動に影響を及ぼす政策手法「カーボンプライシング(CP)」に言及し、研究結果によると炭素価格の突発的な変化は石油価格急変よりもインフレに持続的な影響を与えるとした。

さらに、気候変動対策の濃淡が国によって異なることが世界の経済に影響を及ぼす可能性が高いと発言。炭素税か排出権取引スキームかのどちらかを選択することも重要と付け加えた。

金融政策委員会は今月、主要政策金利を5.25%に据え置くことを賛成多数で決定したが、マン委員は5.50%への引き上げを主張した少数派3人の委員の1人。

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