- 2023/11/14 掲載
仏ルノーの新会社アンペア、都市型EVを追加投入へ=関係筋
[パリ 13日 ロイター] - フランス自動車大手ルノーは15日に開催する電気自動車(EV)新会社アンペアの投資家向け説明会で、手頃な価格の都市型EVの追加車種の投入を発表する。事情に詳しい関係者3人がロイターに明らかにした。
追加EV投入の発表は投資家を安心させるとともに、計画しているアンペアの株式上場を推進する取り組みの一環。EV事業は、需要の低迷や中国勢との競争激化で状況が複雑化している。
関係者によると、新たに追加するのは、再投入を計画している小型ハッチバック「R5」よりもさらに小型のEVで、スロバニアのノボメスト工場で生産される見通し。発売は2026年になる予定だという。
来年春の上場を目指しているアンペアは、ルノーの経営再建戦略の大きな柱となる。
アンペアは2030年までにEV6車種の投入を計画。26年に60万台、31年に100万台の生産目標を掲げている。24年にSUV(スポーツタイプ多目的車)「セニック」とR5、25年にSUV「R4」をそれぞれ発売する計画だ。
ルノーの昨年のEV販売実績は「メガーヌ」と「カングー」の両車種合わせて5万台弱にとどまっている。
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