• 2023/11/14 掲載

英賃金上昇率、7─9月+7.7%に鈍化 依然過去最高付近

ロイター

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[ロンドン 14日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が14日発表した7─9月の賃金はボーナスを除いたベースで前年比7.7%上昇と、小幅に鈍化したが、依然として過去最高に近い上昇率だった。

イングランド銀行(英中央銀行)のインフレ圧力に対する懸念は和らがないとみられる。

ロイターがまとめた市場予想は7.7%上昇だった。過去2回は7.9%上昇と、2001年の統計開始以降で最高を記録していた。

変動の激しいことが多いボーナスを含む賃金は7.9%上昇で、6─8月の8.2%上昇から鈍化した。

中銀は利下げを検討するには賃金上昇率の鈍化ペースが緩やか過ぎると分析しているが、非公式の賃金上昇率の指標はONSの指標ほど上昇していないとも指摘している。

統計発表後、ポンドは対ドルと対ユーロで小幅に上昇した。

インスティテュート・オブ・ディレクターズの政策アドバイザー、アレクサンドラ・ホールチェン氏は「労働市場は依然として非常にタイトだ。企業は必要な人材の確保で引き続き問題を抱えている」と述べた。

求人件数は2021年4─6月以降で最低だった。

ONSの通常の家計労働力調査の回答率低下を補うための試験的な失業率の指標は4.2%で横ばい。

7─9月の就業者は5万4000人増。ロイターがまとめた市場予想では大幅な減少が見込まれていた。

PwC・UKのエコノミスト、ジェイク・フィニー氏は「今回の統計の精度には不透明感があるが、他の指標は労働市場が緩やかに鈍化していることを示唆している」と述べた。

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