- 2023/11/14 掲載
スイス中銀、インフレ動向注視 必要なら追加引き締めも=総裁
総裁はチューリヒで開かれた中銀の会合で「われわれは物価の安定がまだ確保されていない可能性を強調した。このため、必要であれば追加の金融引き締めを躊躇(ちゅうちょ)しない」と述べた。
総裁は、インフレ率が1年前より低下し金利が上昇しているため、金融引き締めが過度あるいは少な過ぎるリスクの間でバランスを取ることがかなり難しくなっていると指摘。「経済見通しの不確実性が高いことから、近い将来の金融政策の道筋が明確に描かれているわけではない」と述べた。
中銀は9月に政策金利を1.75%に据え置き、インフレ率が鈍化したが、追加引き締めの可能性は排除できないと表明した。
スイスの10月のインフレ率は5カ月連続で1.7%と中銀の目標レンジ(0─2%)内に収まっており、市場では来月14日の会合で金利が据え置かれるとの見方が強まっている。
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