• 2023/11/17 掲載

米経済「軟着陸」可能、経済リスクは「二面的」=クック理事

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[サンフランシスコ 16日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクック理事は16日、FRBはインフレ対応の過剰な実施と、過少な実施のリスクの間で舵を取っていかなければならないとの考えを示した。

クック理事は、アジア経済政策に関するサンフランシスコ地区連銀の会議向けの講演原稿で「確定されたものではないが、ディスインフレが続き、労働市場が堅調な場合、経済の『ソフトランディング(軟着陸)』は可能だと考えている」とし、「リスクは二面的だ。引き締めが十分でないリスクと、引き締めすぎのリスクのバランスを取らなければならない」と述べた。

その上で、経済成長は続いており、消費意欲も依然として旺盛だと指摘。「需要の勢いが続けば、経済と労働市場が引き締まった状態が続き、ディスインフレのペースが鈍化する可能性がある」と述べた。

同時に、多くの進展がみられているとし、旺盛な労働需要を反映し、より多くの働き手が労働市場に参入していると言及。集合住宅の供給増なども踏まえると、ディスインフレが一段と進む可能性もあると述べた。

また、低所得世帯は貯蓄をおおむね使い果たしており、短期借入に依存する中小企業は急激な信用収縮に直面していると指摘。潜在的なストレスの兆候も出ていると述べた。

このほか、世界の他の中央銀行は急速に政策を引き締めているとし、「他の中銀が引き締めを行っている場合、波及効果があるため、各行は措置をやや控えなければならない可能性がある」と語った。ただ「不確実性が存在するときは、波及効果の正確な度合いを判断するのは難しい」とも述べた。

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