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  • 2026/07/02 掲載

SpaceXとCharterがモバイル通信事業で提携交渉、宇宙地上ハイブリット通信実現へ

宇宙・地上ハイブリッド型のモバイルネットワーク構築を目指す

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SpaceXと米大手ケーブル通信事業者「Charter Communications」が、消費者向けモバイル通信サービスの提供に向けた戦略的提携交渉を行っていることが明らかになった。この構想は、SpaceXの衛星通信網「Starlink」とCharterの地上ブロードバンドインフラを統合し、既存の通信大手の枠を超えた「宇宙・地上ハイブリッド型」のモバイルネットワーク構築を目指す。
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(Photo/Shutterstock.com/)
 複数の報道機関および市場データによれば、SpaceXは自社の衛星通信サービス「Starlink」とCharterの保有する地上インフラを組み合わせた統合型のモバイル通信網構築を模索している。この技術的な枠組みは、Charterが運用する数千万規模のWi-FiネットワークやCBRSスモールセルを活用し、都市部や屋内におけるデータトラフィックを地上網へ迂回(オフロード)させる構造を想定している。

 これにより郊外や地方ではStarlink衛星が直接通信を担い、都市部では地上インフラが補完する新しい通信エコシステムが形成される。SpaceXは2026年6月に新規株式公開(IPO)を実施し、直後の企業評価額は約1.8兆ドルから2.2兆ドル規模に達している。同社はこれまでT-Mobileとの間でStarlink Mobileの独占パートナーシップ契約を結んでいたが、2026年7月の契約満了に伴うロイヤリティ価格改定交渉において両社間に激しい見解の相違が生じていおり次のパートナーを探していた。

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【図版付き記事はこちら】SpaceXが米ケーブルCharter Communicationと組んで地上モバイル事業参入か?(図版:ビジネス+IT)

 このため、Charterとの提携協議は、SpaceXが既存のキャリアに依存せず独自の地上通信網を確保するための戦略的選択肢として機能している。提携先として交渉中のCharterは、2026年第1四半期の売上高が前年同期比1.0%減の136億ドルにとどまるなど財務上の圧力を抱えているが、約2,960万のインターネット顧客と1,210万のモバイル回線を基盤として有している。提携協議の報道を受け、Charterの株価は時間外取引で一時26%以上急騰した。

 これに対し、AT&T、Verizon、T-Mobileの既存通信大手3社は市場シェア防衛のため、衛星直接通信事業者への共同投資や調達窓口の一元化を通じた対抗策の構築を急ピッチで進めている。衛星直接通信の市場規模は2034年までに265.7億ドルに達すると予測されており、宇宙と地上のインフラが完全に同一化する次世代ネットワークの競争が本格化している。

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