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- 2026/07/02 掲載
ソフトバンク傘下のSB Intuitions、国産LLM「Sarashina3」を提供開始
ソブリンクラウドを通じて稼働、5つのモデルを展開
同社は国内最大規模のAI計算基盤を活用し、日本語や文化的背景を深く理解するLLMの開発を推進してきた。「Sarashina3」では、日本語や英語を中心とする約30兆トークン以上のデータを用いて事前学習を実施した。事後学習では最新の蒸留技術と多段階の強化学習を導入し、業務利用で求められる指示追従性能や日本語の応答能力を引き上げている。
モデルは用途に応じた5種類を展開する。標準モデル「Sarashina3 mini」は、外部APIを自律的に呼び出す機能や数理的理解力を備え、性能と処理速度のバランスを図った。軽量モデル「Sarashina3 nano」は、データ分類や情報抽出などの定型タスクを低コストで大量処理する用途を想定している。
安全なAI運用を担保するため、テキストの有害性を高速判定する専用モデル「Sarashina3 guard」を導入した。入力プロンプトやAI出力を検証し、過激な描写や情報漏えいなどの有害カテゴリを特定する。さらに、企業独自のデータを活用する検索拡張生成(RAG)システム向けに、テキストをベクトル化する「Sarashina3 embedding」と検索順位を最適化する「Sarashina3 rerank」を提供し、高精度な情報検索を支援する。
実用性と信頼性が評価された同シリーズは、デジタル庁が推進するガバメントAIの試用モデルとして採用された。企業や自治体におけるデータ主権を確保した生成AIの活用が本格化する。
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