- 2023/11/30 掲載
バーゼル委、銀行に気候変動影響の情報開示義務化を提案
[ロンドン 29日 ロイター] - バーゼル銀行監督委員会は29日、銀行に対し、気候変動が事業に及ぼす影響についての詳細な情報開示を2026年1月から義務付けることを提案した。
投資家や規制当局が、各銀行のリスク管理状況をより適切に把握するための措置。投資家が銀行ごとの気候変動関連エクスポージャーをより簡単に比較できるようにし、銀行に十分な資本手当てを確保してもらうという狙いもある。
バーゼル委は、こうした情報開示を通じて、今は部分的なカバーにとどまっている気候関連データの入手可能性が高まると指摘し、将来の枠組みには相応レベルの柔軟性も取り入れることを目指すと付け加えた。
今後はパブリックコメントを募った上で、義務付けるべき具体的な開示内容などを決定するとしている。
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