• 2024/04/16 掲載

伊藤淳二氏死去、99歳=元カネボウ社長、日航会長

時事通信社

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カネボウ(現クラシエ)社長や日本航空会長などを務めた伊藤淳二(いとう・じゅんじ)氏が2021年12月に死去していたことが16日、分かった。99歳だった。

中国・青島生まれ。慶応大経済学部卒業後の1948年、鐘淵紡績(当時)入社。労務対策で実績を挙げ、68年に45歳の若さで社長に就任した。本業の繊維事業で拡大戦略を推進したほか、「ペンタゴン(五角形)経営」と呼ばれる事業の多角化により、化粧品、食品、薬品などを育て上げた。84年会長。92年に名誉会長に退くまで24年間経営トップとして君臨した。

同社が経営危機に陥り、2004年に政府の産業再生機構の支援を仰ぐまで隠然たる影響力を保持し続けたが、再建の過程では伊藤氏が推し進めた繊維への過大投資や多角化が業績悪化を招いたとの批判が噴出。不正経理を続けていた事実も発覚し、晩年は厳しい評価を受けた。

85年12月には当時の中曽根政権の強い要請に応え、日航の副会長に就任。同年8月に起きた日航ジャンボ機墜落事故の原因究明と安全確立を目指し、経営改革に取り組んだ。86年に会長に就いたが、融和的な労務政策に対する社内外の批判が強まり、87年に辞任した。山崎豊子氏の小説「沈まぬ太陽」に登場する航空会社会長のモデルとされる。

【時事通信社】

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