• 2024/04/24 掲載

英利下げはまだ先、インフレ巡る悪材料なくても=ピル氏

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
記事をお気に入りリストに登録することができます。
[ロンドン 23日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏は23日、利下げ開始時期は近づいているものの、着手はまだ先との見方を示した。

シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスのロンドンキャンパスでの講演で、英中銀の利下げが遅すぎるリスクよりも早すぎるリスクの方が大きいとし、金融政策に対する慎重な姿勢を堅持。これを受け、市場では英中銀が今後数カ月以内に利下げを行うとの見方が後退し、8月利下げ開始確率がこれまでの100%から低下した。

ピル氏は「ニュースがほとんどないことと時間の経過により、利下げが幾分近づいた」とした一方、「しかし、ニュースがないからといって、私がすでに設定した基本方針から逸脱する理由はない」とし、3月1日の講演で示した「利下げ時期はまだ先」との見方を維持すると述べた。

市場の8月利下げ観測の正否に関してはコメントを控えた上で、政策金利に関する制約的なスタンス維持は適切とした。

インフレ率については、今後数カ月で英中銀目標の2%を下回りそうだが、年内に再び上昇する可能性が高いことから、2%を下回っても「興奮しすぎないよう」警告。一方で、サービスインフレと賃金上昇率については約3─4%の範囲が2%目標と整合的とした。

また、英中銀は米連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)とは独立した金融政策の調整が可能とした。

ピル氏は金融政策委員会(MPC)の中で中道派とみられている。

関連タグ

あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます