• 2024/05/02 掲載

午前の日経平均は小反発、FOMC通過で 介入観測浮上でも株価しっかり

ロイター

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[東京 2日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比25円66銭高の3万8299円71銭と、小幅に反発した。注目されていた連邦公開市場委員会(FOMC)を波乱なく通過したことや、時間外取引での米株先物3指数が底堅く推移したことが相場の支えとなった。市場では政府・日銀が為替介入を実施したとの観測が浮上しているものの、取引時間中のドル/円は再び円安に振れたため、円高を嫌気した売りは限定的だった。

日経平均は270円安の3万8004円01銭と寄り付きで下落した後、心理的節目の3万8000円割れとなる場面もみられたが、切り返しプラス圏に浮上した。市場では、心理的節目を下回る局面では押し目買いが入りやすいとの見方があった。

みずほ証券の中村克彦シニアテクニカルアナリストは米長期金利が高止まりとなる中、米国株式市場では主力株や人工知能(AI)関連、半導体株中心に一服感が出ていると指摘。「買われ過ぎた米ハイテク株に修正が入るなか、バリュー株比率が高く割安感のある日本株が買われやすくなってきている」との見方を示した。

東証株価指数(TOPIX)は0.11%高の2732.33ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆0888億2100万円だった。東証33業種では、値上がりは卸売、電気・ガス、不動産など13業種で、値下がりは海運、銀行、ガラス・土石製品など20業種だった。

主力株では、東京エレクトロンが小幅高となったほか、第一三共、三菱商事、レーザーテックが2─3%超高。半面、住友ファーマは7%超安、TDK、住友化学も2─3%超安となり、高安まちまちだった。ファーストリテイリング、信越化学工業もさえなかった。

米連邦準備理事会(FRB)は市場予想通りFOMCで政策金利の据え置きを決定した。足元の不透明感にもかかわらず、パウエルFRB議長が利上げの可能性は低いとしたことで、米国株は切り返し、米債利回りは低下した。

一方、1日終盤(日本時間2日早朝)のニューヨーク外国為替市場で、ドル/円が157円台後半から153.00円まで4円超下落する場面があった。朝方の日本株は円安の恩恵を受けやすいとされる輸出関連株が総じて軟調だったが、ドル/円が次第に円安に振れるにつれて、トヨタ自動車、デンソーなどの自動車株は切り返した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが593銘柄(35%)、値下がりは982銘柄(59%)、変わらずは76銘柄(4%)だった。

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